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本日の処方箋:Happy Birthday
録画していたトップランナーのDVDを観ようと思ったら、別のDVDを録画中だったので、ちょうどNHKで再放送していた「ETV特集 いいもんだよ、生きるって 〜夜回り先生・水谷修のメッセージ〜」を観ました。

インタビュアーとして出ていた江川紹子と夜回り先生のすれ違いと言いますか、江川紹子がアプローチしていきたいのに「見えているのに1本の板がないために渡れない!」みたいな感じが、なんとも手に取るようにわかって、うむうむと頷いてしまいました。
インタビューの中で「あなたが22人の子どもを殺した(薬物等による死から救えなかった)とおっしゃいますが、それはあなただけの責任ではなく、社会の責任ですよね」といったくだりがあるんですが、これって至極またりとまっとうな意見なのだと思います。

夜回り先生も、そういうことを全部「私だけの責任だ」と言っているわけではないのでしょう。でも、実際に殺さずに済んでいたかもしれない子どものことを考えたとき、その重みはずしりと、そしてひぃやりと「自分も殺した社会の一部なのだ」と迫ってくるのでしょう。

この気持ち、わかります。友達を亡くしたとき、その死に気付けなかったことを後悔したとき「あぁ、わたしが彼女を殺した一部なんだな」と実感したから。
言葉では表しにくい実感なのですけれども。「あなたの自意識過剰なんじゃないですか」と言われれば「そうかもしれませんが…」と曖昧に微笑むしかないような。そして説明することを諦めたくなるような、そんな不確かなものなのですけれども。

でも、自意識過剰と言われても、きっとわたしは「そこまで踏み込む人間関係でありたかった」し、「彼女の人生を変えられる存在であるように努力したかった」のだと。そういうことなのではないかと。夜回り先生の諦めに似た笑顔を見て、思いました。

社会のせいと、ひとつひとつの物理的な原因を挙げていくことはできても、あの「彼女を殺した一部」を自分が担っている、という実感は、そう簡単に消せません。そして、それを消してしまうことは、自分と彼女との間にあった可能性を自分自身で否定することになるから。自分が人間関係を諦めることになるから。だからやっぱりわたしは、これからも「自分が彼女を殺したんだ」と思いながら生きていくのだと思います。

それくらい思ってていいよね?と訊いたら、それこそ「自意識過剰だってー」と笑って切り返されるだろうなとは、思いつつも。
Happy Birthday。もう歳をとらないあなたに。それでも、やっぱりお誕生日おめでとう。

本日の処方箋:Happy Birthday
 お薬の種類:抗鬱剤

誰にも何も伝えられないもどかしさとともに。本日休診。
| 抗鬱剤 | 01:00 | comments(9) | trackbacks(1) |
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すれ違ってもらえたのが、とても嬉しかったです。
声をかけるでもなく、あーって見送っていただいよな。
彼女のことを共有できる人があまりにも少なくて、本当に持て余していたので、その気持ちの行き場ができたというか。自分の中の未練が、少し成仏した気がします。ありがとうございます。

>それにご友人にしてみれば、いらぬ関わりかもしれないとも思いつつ。
またそれも縁ということで。
彼女は、きっとこんな場で、彼女のことをうだうだ書いているわたしに閉口しそうですが、それもまぁわたしに会っちゃったのが運の尽きってことで。
| 内服 | 2005/03/09 2:23 AM |

あ、やっぱりそうでしたか。

なんかね、このことに「あ・・」と気付いた時、私もなぜか嬉しかったのです。

全く面識のない内服さんの、それまたご友人のことなんですけど、なんとなーく、ちょーっぴり繋がったというか、ふっとすれ違ったような感じが不思議とちょっと嬉しかったのです。

これこそ自意識過剰だし、自己満足だなと思うんですけど。
それにご友人にしてみれば、いらぬ関わりかもしれないとも思いつつ。
| アポロ | 2005/03/07 4:00 AM |

アポロさん、鋭い。その言葉を覚えていてくれたのに、びっくりしました。

でも、なんだか凄く嬉しい。ありがとうございます。
| 内服 | 2005/03/07 2:46 AM |

間をおいての再コメントですが・・・。
もしかしてこのご友人は、

「いてもいなくても変わらない感じがちょうどいい」

というステキな言葉を内服さんに言われた方ですか・・・・?
| アポロ | 2005/03/07 2:17 AM |

彼女に会えたことは、それだけで
凄く幸せだったと思います。

彼女が幸せだったかどうかは
永遠にわからないですけどねぇ。

そう言ったら「ほんとだねー」と
笑ってるような人でした。
| 内服 | 2005/03/03 2:41 AM |

久々に自分のエントリーアップしてここ見てみたら
一瞬自分に泣けてきたぱんだです
僕はあまり難しい事は言えないし経験もありませんが
>自分と彼女との間にあった可能性を自分自身で否定することになるから
って何かわかるような気がします
アポロさん(いきなり名差しですみません)も含め
お二人のような、ご友人がいる人達は僕のように外
側から見てる意見ですが幸せだと思えます
| ぱんだ | 2005/03/03 1:59 AM |

アポロさんも、以前に見てらしたんですね。

>その後、彼女に関わっていくのか、距離をおくのかという選択を私はしなければなりませんでした。
この感覚、わかる気がします。
的はずれかもしれませんが…、彼女はある意味生き返った人で、その新しい人生に関わるか関わらないかは、凄く大きな問題だろうなと。
わたしも、友達がもし一命をとりとめていたら、同じように思ったのではないかと、そして同じように「関わること」を選んだのではないかと。
そんな風に思いました。

アポロさんの中で「もう死なせない」という思いがあって、それはわたしが「彼女を殺したんだ」と思い続けることにも通じるものなのかな、なんて勝手に思ってしまいました。

夜回り先生の放送を見ていて、あんな風に上手におせっかいはできないし、ああなろうと努力すらしないだろうけれど、「もう死なせない」という思いだけは、自分の中で風化させちゃいかんのかもしれないと思ったんです。
| 内服 | 2005/02/28 1:34 AM |

間違えました。

上手におせっかいにできるように
  


上手におせっかいできるように
| アポロ | 2005/02/27 3:33 PM |

私も友人の死への合図に気づけなかった経験があります。
実はその合図らしきモノになんとなくの違和感は感じていたのに「まさかな」と片づけてしまったのです。

幸いにも他の友人が気付き、その本人は命を落とす手前で助かりましたが、あの時の気持ちは何と説明してよいのかわかりません。

それは、内服さんが「自分が彼女を殺した一部」と感じるのと似ているような「私は一度彼女を殺してしまった」というものかもしれません。

その後、彼女に関わっていくのか、距離をおくのかという選択を私はしなければなりませんでした。
誰に迫られたものでもありませんでしたが、どちらか決めるべきと感じました。
そして距離をおくのも一つの彼女への優しさだというのも知っていましたが、私はおせっかいでも彼女と関わっていく道を選択しました。

本当にそれは自意識過剰と言われると、内服さんと同じように「そうかもしれません」と答えるしかないのですが、それでも私は彼女と関わっていたいと思ったのです。
かと言って重荷になるつもりはないのですが。

上手におせっかいにできるようになりたいと思いながら、そんな事、難しく頭で考えない方がいいのかなとも思いながら、夜回り先生の番組を見たのを思い出しました。
| アポロ | 2005/02/27 3:29 PM |










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江川紹子
江川紹子江川 紹子(えがわ しょうこ、1958年8月4日 - )は、新聞記者出身のジャーナリスト。国際情勢や国内の社会問題に関して活発な言論活動を展開し、特にオウム真理教に関する取材で広く知られている。人物東京都杉並区生まれ。千葉県立船橋高等
| ゆいのblog | 2007/03/29 1:45 AM |
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