スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
本日の処方箋:9lives
邦題は「美しい人」。素晴らしい意訳だと思いました。
でも、やっぱり、原題の「9lives」ほど、この映画にふさわしいタイトルはないのではないかと、思ってしまうのです。
台詞としても出てきますが、猫は9回生きるという言葉があります。九死に一生を得るとも言いますし、9ってちょっと特別な数字なのでしょうか。

そんなわけで、9つの女性の人生。
サンドラ、ダイアナ、ホリー、ソニア、サマンサ、ローナ、ルース、カミール、マギー。
そして、それをとりまく男性の人生。

映画としての派手さというか、エンターテイメントとしての完成度は、1作目の「彼女を見ればわかること」の方が高い気もしますが、今回は生々しく切り取られた分、ゴツリときました。
10分前後の中に凝縮されたその人たちの人生。切り取り方が絶妙です。そして俳優が素晴らしい。演技はもちろん上手いのですが、それをびょんと超えるほど、存在そのものが素晴らしい。

どうやら自分は、驚いたりすると両手で口を押さえながらちっちゃい目を見開く習性があるようなのですが、サンドラのときも、ダイアナのときも、ホリーのときも(以下略)最後はその姿勢で観ていたことに今気づきました。それだけ1話1話に衝撃を受けていたわけですけれども。端から見れば、かなりな間の抜けっぷり。

ロビン・ライト・ベン扮するダイアナには、まるで友達のリアルタイム私生活を聞かされているような、はらっとじわっと感がありました。観ながら「あぁぁぁぁぁぁあああ」と声にならない声が出てしまいそうな。三十路女子の共感率が高い話だと思います。

そして、ある意味9人の中で一番「どうしようもない」感満載の状況に囚われるローナ。彼女は、友人に「心を開けば世間は狭くなるものよ(あんたは開いてないだけよ)」と言い放たれるのですが、実はこのローナが9話の中で一番つながっている人が多いというのも皮肉で面白いところです。

登場人物が、地味に複雑にかつ淡白に絡み合っているのも、オムニバスの醍醐味。見応えあります。2回観られるなら、梅酒などすすりつつウォーリーを探せ的に観てみたい。

一番好きなオムニバスは、キェシロフスキ監督の「デカローグ」でしたが、それに並びました。「デカローグ」は、タイトルの通り10話のおはなし。どうやら自分は、細切れで壮大な作品が好きらしい。でも、それこそ、人生、と思ったり思わなかったり。

本日の処方箋:9lives
 お薬の種類:栄養剤

暑さで寝る気にならなかったら…まぁこんな時間。呆れつつ本日休診。
| 栄養剤 | 10:36 | comments(4) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
| - | 10:36 | - | - |
やまめさん、さすがに落ち着いたんじゃないすかねぇ。
| 内服 | 2006/07/15 2:43 PM |

観てない!観たい!!
客足は落ちついたのかなー
| やまめ | 2006/07/14 2:59 AM |

やまめさん、わたしも、もぅ一回観たいです。そういえば、松子観ました?
| 内服 | 2006/07/13 3:31 AM |

あうううぅぅぅ。これ、まさに観たかったのです。
そうかぁ、やっぱり観にいこう。
| やまめ | 2006/07/12 10:49 AM |










http://uchifuku.jugem.jp/trackback/175
真・映画日記『美しい人』
8月24日(木) 日中はたまににわか雨が降ったり止んだりするくらいで、 これといったことがない。 17時半には終業。 家に戻ってゆっくりしようとも思ったが、 映画館に行くことに。 『美しい人』の券があるのだ。 19時からの回なので、 TSUTAYA渋谷店で少し
| CHEAP THRILL | 2006/08/25 7:23 PM |
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
+RECOMMEND
Earth Division
Earth Division (JUGEMレビュー »)
Mogwai
雨の日とか、夜とか。
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ RECENT TRACKBACK
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ PROFILE
+ OTHERS
このページの先頭へ